私とタロット占い

占い

私は鬱屈した不登校児で世界が嫌いでした。それでも、様々な圧力と自己選択の中で私は中高一貫校の高校へと進学。
中学のときはビリから○番目だった成績は高校になりグッと上昇、学校から何かを言われることも減りましたが、鬱屈感はあまり変わりませんでした。
このままじゃいけない。そんな漠然とした不安がある中で私はタロットと出会いました。

タロットカードに出会う

私は本屋でタロット占いの本を手に取りました。確か友人と一緒に始めたのだと思います。
白黒のカードに書かれた簡潔な世界に私は夢中になりました。

休み時間に占っては友人と読み合う日々が続き、ある日、普段は全く話さない子が声をかけてきました。
「恋愛って占えるの?」と。

タロットは何でも占えます。特に近未来にかけては恐ろしいまでの的中率です(その理由は私が高校生の頃ははっきりとしませんでしたが、今はある程度の予想がついているようです)
私と友人は答えました。「占えるよ」と。
どんな結果だったのかは覚えていませんが、友人が占い、私が横で見ていたことだけははっきりと覚えています。
そしてクラス内の空気が変わったことも。みんなが知らないふりをしながら固唾をのんで見守っているのが手に取るように分かりました。
「うわあ、スゴい」
占われていた子がそんなふうに言ったのはよく覚えています。
「当たってる。そのとおりなんだよ」と。
その言葉には私も友人も驚きました。
私たちはただの高校生で占い師を目指していたわけでもなく、他愛もないことを占っては楽しんでいたのですから。

その日から『恋愛相談』がお昼休みに持ち込まれるようになりました。
今の状態、未来のこと、恋敵、三角関係。
内容は様々でしたが、友人が占い、私が横で見ているというスタイルは変わりませんでした。
おそらく友人は何回か私に言ったと思います。
「あなたが占ったら?」と。
でも私はそのたびに断っていました。
なぜなら、自分は占うことでは彼女に敵わないと感じていたからです。
最初は大賑わいだったタロット占いも徐々に落ち着いていき、一週間に一度くらいの占いに変わっていきました。
けれど、友人が占って、私が横で見ているというスタイルが確立してしまい、私と友人は以前のように「占い」そのものについて話さなくなっていきました。

卒業して、私がいつタロットを処分したのかはよく覚えていません。でも、何かシンドイものを感じてそれとサヨナラをしました。
そして、自分のことを占っても全く当たらなかったことが今でも心に残っています。

再び、タロットカード

2021年の9月、私は本屋でまたタロットを手にしました。高校生の頃と違いカラーのキレイなカードです。
そして、11月8日の今日になるまで占うことはせず、朱塗りの箱に入れたままでした。
私が占ってもどうせ当たらない。
そう思っているのにどうして買ったのでしょうか。
なぜまたタロットを手にしたのでしょうか。
いくつも疑問はありますが、おそらくは呼ばれたのだろうなぁと思います。

食卓のテーブルに大事な布を広げ、カードを開き、シャッフルする。その横ではインコが眠っている。
高校生の時のような興奮はないけれど、シャッフルするたびに心が落ち着くような感覚がありました。
占った内容はここでは述べませんが、1つのことから派生して5つほど占いました。
カードは不思議なもので、最初に出たカードと5回目の占いのカードがピタリと一致したりします。
それを感覚的に読み、言葉にしてノートに書き付ける。後から本で補足する。
ここに至って、ようやく気がつきました。
これって勉強と同じなんだなと。

今度は自分に正直に

私は占星術で言えば9ハウスに太陽を持っています。
人生の目標である太陽の居場所が9ハウスというのは非常に読みづらいのですが「ここではないどこかを求める探究心」と私は考えています。

その探求心がむくむくと頭をもたげ、タロットという占いを通して私を表現する。
これはそのためのツールで、私には必要なんだなと感じました。

ということで高校生の時に夢中になり、友人より才能がないと諦め、タロットとサヨナラをした私は、またのんびりとタロット占いを再開することにしました。
今度は私も誰かを占える占い師になりたいなと思いつつ。

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